2020年に韓国で1年間の育児休暇を申請し、復職後「育児期間時間短縮制度(別記事)」で勤務しています。
韓国では育児休暇中に雇用保険から育児給与が支払われるので、今回はその請求などを細かく記事にしてみます。(再投稿記事)
郵送やFAXでもできますが、今回はオンラインでの申請方法です。まずは、会社が「確認書」を発行してから、私が申請するという順番になっています。
休暇中は75%しか支給されず、残りの25%は復職後6か月後に申請して支給されます(追加)
※※韓国は小学2年生(満8歳未満)までに育児休暇がその子に対して1度だけ申請ができます。今回娘6歳には一度も育休を使っていなかったので(出産前に退職し、数年後に別の会社に就職したため)、今回ギリギリ?の育休使用となりました。
※※雇用保険加入者であれば外国人にも同様に適用されます
- 韓国の育休給与について
- オンライン申請が進まない
- 雇用保険センターに問い合わせ
- センターから電話がきたあ
- 申請できない原因は?
- あとは問題なく支給申請成功
- センターからまた電話が
- これは重要ポイント!
- 結局いくらもらえるのか
- 復職後に残りの育児給与をもらいました
韓国の育休給与について
1月に育休申請を会社にして、2月中旬から育休に入りました。(有給消化で2月は頭から休んでましたが)
韓国の育休給与の流れはこんな感じです。
2番の提出というのは3パターンあります
私は、この申請をセンターで直接しようとして、会社に確認書をもらいにいこうとしたら、会社が「確認書はオンラインで提出するから、あなたも申請はオンラインですればいい」と言われました。
2月中旬、コロナはまだ爆発はしていない頃だったので、センターで直接きちんとやりたかった私。(外国人は何かとオンライン提出などでひっかかる)
とはいえ、会社は確認書を2月末に給与を振り込んだ後でないと発行できないので、3月10日に確認書を提出する予定だというので、 それに従いました。
オンライン申請が進まない
3月中旬に、オンラインで申請しようとしたら、会社がまだ確認書を提出していないから申請できないというポップアップがでるので、会社に確認してみました。
確認書は提出してるし、提出してから処理まで2週間以上はかかるといわれているとのこと
やっぱり遅いわ・・・と思いつつ、3月末にもオンラインで確認したが、申請が進みまえん。
そして、4月も1週間以上たった後、やっぱり申請できない・・
1番引っかかるのが、本人認証や公証で会員登録した私の名前は外国人登録証(韓国のIDカード)に合わせてアルファベットになっているのに、会社が提出した確認書の氏名はハングル表記になっていること
よくこれでIDと健保の名前が一致しない(ハングルか英字かで)って言われるのでそのせいかなとも思いましたが。
雇用保険センターに問い合わせ
まずは電話で
手っ取り早く雇用保険センターに聞いてみようと思い電話をしたら、このコロナ状況に、雇用保険なんて一番大忙しな部署じゃないですか?
電話の待機人数73人って言われてあきらめました(苦笑)
72人は待ってるの?w
では、ネットで問い合わせ!
問い合わせするのもいちいちIDで入って~あれこれ入力してやっと問い合わせができました。
面倒でした・・(休みながらお金もらうのって大変ね)
センターから電話がきたあ
回答も遅いんだろうなと思っていたら、翌日には雇用保険から電話がありました!
会社がある管轄のセンターからでしたが、さすが韓国ですね、担当者は誰?って逆にきかれましたよ。
いやいや、誰が担当者なのかなんてわかりませんよ。そこまでの段階に進んでませんもの。私のほうではw
会社のほうではわかるのかもしれないですけどw
で、結局電話をくれた人は私の担当者ではないということがわかり、私の担当者は今ランチにでてるから、戻ってきたら電話するように伝えてくれるとのこと。
そして、ランチタイムもおわり、さらに1時間くらい待ってるのに、電話は鳴りませんよ
仕方ないのでこっちから電話して、やーーっと担当者につながる(苦笑)
申請できない原因は?
申請できない原因はやっぱり名前が英表記とハングル表記が混在してたから(想定内)
で、私のマイページで名前を合わせないといけないということになりました。
雇用保険のサイトに登録するときはIDカードと同じ英字でないと加入すらできないんですよ。だから私にはハングル表記には修正できないのですが、センターのほうで、マイページの「会員情報修正」の欄に「ハングルへの修正可能」という設定をしてもらって、私がハングル表記になおすという流れで
やっと
オンライン申請にすすむことができました。
HOMEから左の氏名下の「情報修正および脱退」→会員情報修正→ハングル表記へ修正
なげーーー面倒~
というか
だったら、会社が申請した段階でエラーでてるのわかってるんだろうから、センターがこっちに連絡してきてくれよな!
とは思いますが、ぶつぶついってもしかない。
あとは問題なく支給申請成功
雇用保険の申請画面(모성보호クリック後、育児休職給与申請をクリック)
申請ステップにすすんだら、指定口座などなどを入力して送信すればOK!
支給まで気楽にまちます。
支給されるのはすでに過ぎた期間分のみを1か月分ごとに申請できるので、2月中旬から育休が始まった私は、4月中旬以降に2月半ば~3月半ばの1か月分のみ申請できます。
一括して数か月分の申請も可能ですが、その場合数か月過ぎた後に申請になりますので、ご注意!
通帳への入金はいつ頃?
申請が受理されて処理中となっている場合、そこから14日後に入金がされるようです。
サイトのマイページ上では4/9に申請しているので、処理期限(支給日期限)は4/29となっているのでその日までには支給されるようです。
14日というのは営業日の日数のことですね。
センターからまた電話が
29日になっても入金がないな~と思っていたらセンターから電話がありました。今度は会社の管轄ではなく私の居住地のセンターからでした。
開口一番文句言われましたよ(苦笑)
昨日も電話したのになんで電話でないんですか?ってw
昨日1件見知らぬ番号から電話があり、今日は1回見知らぬ番号から・・
見知らぬところはあんまりとらないんですよね。しかも1回で切ってるやないかい!根気よくかけて~ww
さらには
「他の人はこっちに電話かけてきてあれやこれやという時期に、あなたはこちらから電話しないと申請が進まないなんて」
って相変わらずの嫌味をぶつぶつおばさんに言われました。
で
どういう理由でお電話を?
「住民登録謄本が必要だから。あなたの子どもの血縁関係を証明するものがいるの。それがあったら入金への決済にすすめるのよ」
というのを、処理期限日に言われましたよ
(正確には処理期限日の前日に処理しようとしてたおばさんなんだけどね。2週間近くなにしてたん?w)
お金をもらう身、文句もいわずすごすごと謄本を準備して写真を撮って、教えてもらったE-mailアドレスに送信。
そのあと、こちらから「送信したよ」と折り返し電話をいれて「やる」
そしてやっと「入金決済」に進み、この5時間後くらいに口座で入金が確認できました。
謄本については、申請案内のどこにも記載されていないんですよね。外国人だからなのかな?そうだとしてもどこかに書いておけよ!と思いましたが。
しかも、申請提出する欄には謄本を提出する箇所もありませんでした。
これについては、案内にも申請書にも謄本必要とかいておけ!と文句入れようと思っています。
これは重要ポイント!
住民登録謄本!準備しておいてください!写真で大丈夫です!
処理期限ぎりぎりになってセンターからも電話があるとおもうので、それもしっかりチェックしておきましょう。
あるいは、オンラインで申請するときに添付書類をアップロードする項目があるので活用できると思います。(謄本とは記載はないですが、その他などでアップロードすればいいかな?)
結局いくらもらえるのか
大事な話を最後にしますねw
育児給与は、 休職3か月は会社の給与の80%、残り9か月は50%です。
上限額があり150万ウォンまでとなっていて、私の場合、月給の80%は150万ウォンを超えるので、有無をいわず150万ウォンが基準となります。
ただし、 実際に支給される金額はそのうち75%のみで、残り25%は会社に復帰してから6か月勤務した後に申請してもらえるようになります。
育休後にそのまま退職させることを防ぐために、最初から全額を支給しない制度ですね(苦笑)
上限額を支給される場合以下の通りです
(単位ウォン)
(毎年法令や施行令が変更されるので毎年確認してください!)
<謝罪>復職6か月後の合計が間違っています。正しくは 382.5万ウォンです💦
最初の入金は112万5千ウォンが入金されました。
今後は数か月単位で申請しようと思います・・・(慣れれば楽なんだろうけど)
復職後に残りの育児給与をもらいました
育休中に支給されるのは支給額の75%で、残り25%は復職して6か月が過ぎてから支払われます。今回、残りの25%も支給されたので追記しました。
申請方法
6か月が過ぎた時点で、会社に 「在職証明書」と 「確認書」を作成してもらいます。
確認書は居住地の雇用保険サイトでDLできます。
分からない場合、雇用保険センターに電話をするとE-mailアドレスを教えたら書式を送ってくれます。
私は、あらかじめ確認書を作成しておいて、事業所番号等不明なところは記入してくれと経理部に送っておきました。
押印が必要なので、会社の押印がされた2つの書類を
のどれかで申請します。
FAXの場合
私は会社からFAXしました。すぐに管轄の雇用保険センターに電話で届いたかの確認をしました。届いているとはいわれたものの、数日たってもムンチャ(携帯メッセージ)やメールなどで受理通知がなかったので、もう一度電話で担当者に確認しました。
支給まで3週間かかるといわれましたが、10日で入金されていました。
(FAXだと受理通知や、入金通知などが全くこないので、逐一電話で確認するべし!)
モバイルアプリ(雇用保険)での申請をお勧めします。(受理進捗などが確認できるので)
モバイルでも「育児休職給与申請」から入り、「事後支給」を選んで申請すればよいのですが、会社側が先に「確認書」を登録していなければならないかもしれません。
全額の支給が完了
382.5万ウォンが支給されたので、これにて育児給与の支給は終わりました。