休校の続く韓国ですが、ピカピカの一年生になる娘6歳の小1の壁に対応すべく、1月にはすでに2月中旬からの育休申請をしていました。
(韓国の新学期は3月から)
そんな韓国の育休話です・・・
(韓国のリアルタイム情報はなかなかかける時間がありません涙)
韓国の育休は、最近何度も改正されて、かなり充実してきているように思います。
(初めてなので実はよくわかってないけどw)
うちも、昨年夏に別チームの子が1年の育休をとったので、私も育休にしようと背中を押された格好になり、今回娘が小1になるので、申請してみました。
そもそも、当初は、就学したら時短か、辞めるかと思いながら始めた仕事だったのですが、オバマ夫人のこの言葉をきいて、「私も当てはまるやん、ファーストレディーに(←?)」と思い、時短ではなく育休を申請しました。
ちなみに、育休1年とるか、時短1年とるか、育休1年取った後さらに時短1年(←新しい)とるか、時短2年とる、と、選択肢もなかなか豊富です。
日本と違う育休制度
韓国の場合、こどもが7歳(小2)までは育児休業が一人の子に対して1度申請できます。私は出産前に退職して、育休を申請したことがありませんでした。他の会社に復職しましたが、半年勤続すると、育休資格が発生します。まだ育休を使用していなかったので、今回の会社で申請することにしました。
<参考>
ソウルの場合になりますが、育休取得で会社ともめるようなことがある場合は、ここに相談すると早く正確に対応してくれます。
私はオンラインでしたが、オンラインの証拠でもって会社とのやりとりもできるし、対面でもかなり親身になってくれるそうです。
<직장맘지원센터>
育児休暇を取った理由
「育児のための時短勤務は避けるべき」
「給料が半分になるとともに、週20時間の勤務時間にすべてを押し込まなければならなくなった」
引用:オバマ夫人の名言
私の場合、今の仕事は暇なくらい忙しくもないし、残業もありません。この2年半で残業時間はトータル4時間くらい?2年半で4時間です。
定時ダッシュしてました。終業10秒前にはカバンをだして・・・
暇が苦痛になるくらいのお仕事内容でした…だから時短にする方が、暇を持て余さなくてちょうどいいのかもしれません。(炎上しそうな発言ですねw)
ただ忙しいときもあり、今日中に完結させる仕事が大半で、その忙しいときに短縮時間の中で仕事を終わらせないといけない・・・それって、実はパフォーマンスが上がってるのに給料は半額ということになるんですよね。
(暇を持て余してたくせに、まだいうかw)
時短といえども、午後から仕事が多いポジションなので、午前中だけやって帰りますは、無理そうなんですよね。小学校は2時前には終わりますから。
というわけで育休申請しちゃえ。となったわけです。
トップAとの話し合い
さて、育休申請して、まずはトップAと相談することになりました。
最初、直属の上司(部長)に「申請書のフォーマット頂戴」メールをしたところ、トップに相談しろと、丸投げされたんですよね。
しかも部長はフォーマットも見たことがないと。
あれれれれ?別チームの子も同じ部長直下なんですが、じゃあその子はどうしたの?という謎を残します。
有給消化(10日)を含めて、育休申請開始日より1.5か月前に申請しました
トップA:育休開始日までに有給を消化するとなると、今から有給に入るまでに1か月もないんだよね。法的には休みにはいる1か月前に言ってくれないと
私:はい。法的通り、育休開始日から1か月もさらに前の今日、申請してますが?
(トップがいいたいのは「法的」じゃなくてマナー的に有給で休む前の1か月前ってことなんだろうけど。この会社にマナーもへったくれもなかったので、法的には法的で返します!)
A:いや、後任を決めて仕事を始めるのに1か月もかかるのに…
私:前任者は5月末に退職届を出して、6月頭には私が業務開始しましたが?
(1か月もいらなかったぞ、すぐに後任なんてみつかるぞ、アピール)
A:うむ、、まあ、求人はだすけども、難しかったら、うちは「在宅勤務」もできるんだから
というので
私:日程調整はできますよ。有給取得日をずらして、開始日もそれに合わせてずらすこともできます。
A:いや、在宅もね、あるからね…
(在宅、全く考えてません!時短嫌な理由と同じでw)
私:とりあえず、まずは後任探しをきちんと始めてもらって、無理そうであれば随時教えてください。今のところ希望日でということで、無理なら調整ということにしましょう
と、話は私がもっていきました。←たたみこまないと負けちゃうからw
後任探しとか面倒なんでしょう。どうしても在宅にさせたい模様でした。
でも、在宅も結局、業務量は変わらないけど時間に追われて、パフォーマンスは上がるのに給料さがるっていうのが目に見えています。
トップBに言われた衝撃の言葉
さて、その後、トップBからは電話で愚痴が入ります。
*うちは経営者がツートップです。
トップB:育休とるのか?
私:はい。
B:そのせいで俺は食事が喉を通らない
私:(苦笑)(は?しらんがな?)
B:女性はいいよな、気軽に育休がとれて
私:男性も育休とれますよ~(イラっ)
B:…男は家族を養っていかなあかんのや
私:女も家族を養う立場にありますが?(イライラっ)
B:とにかく!小1は大変とは聞いてるけど、子どもには話したのか?
子どもは案外親が一日中一緒だとストレスを感じるんだぞ
私:(失笑)話してますよ。家族みんなで決めたことです。
B:いや、もう一回話してみなさい。普通は、子どもが嫌がる場合もあるんだから
私: (はあ?普通って何?で火が付いた)
うちは普通じゃないですから!日本語も勉強しないといけないんですよ!
(そちらのおっしゃる)「普通」の子の2倍はやらないといけないんです!
B:日本語は君が教えればいいじゃないか。
私:・・・?(話しても無駄だわ)
B:ずっと韓国に住むんだったら別に日本語なんて…
ここまでは苦笑でなんとかかわしてきたけど、一気に火病点火な私
私:この先ここに住む気はないんですけどねっ!
B:まあ、子どもともう一回話してみなさい。ところでこの案件なんだけど・・(仕事の話)
昭和なのか平成なのか
いや~とにかく令和じゃない人発見しましたw
バイリンガルの娘の日本語を教えないとあかんと思ったから、育休とろうとしてるんですけどね?
というか、普通ってなんなんでしょうか。
しかもあーだこーだと、還暦前の爺さんに言われる筋合いはないわああ。
あなたは私の家族なんですか?と
発狂しそうになりましたが、一気に冷静仕事モードに変えました。
韓国人の旦那に話すと
旦那にこのことを話すと、開口一番
なんで他人の育児に口出すわけ?(苦笑)
実の両親にすら、育児に口出されたら嫌なこのご時世に?
何?トップBは俺らの家族なの?
家族で話し合いどころか、もう俺の会社にも話はついてるよ?
やっぱり君の会社、変なの多いね(苦笑)
と旦那は、始終イミフな模様でした。
予想通り予定通り
とはいえ、私の予想通り、さっさと後任が決まり、予定通りの日程で開始しましたけどね。
とにかく後任が決まろうがなんだろうが、一言私に文句がいいたかったんでしょうね。
業務をする中で、そういう人たちだということはわかっていたので、何かしら言われることは覚悟していましたが、やっぱり斜め下を行くような発言をされました。
でもって予測力がない方々なので、後任探すの大変だ~などとブツブツ言われたんですが、このご時世、韓国で働きたい在韓妻は結構たくさんいますからwそういうこともちゃんと予想してましての申請日だったんですが。
そういう訳で、1年間の育児休暇が始まりました。