韓国でも着々とワクチン接種が進んでいます。ちなみに、高齢者である義両親、そして、30代の義弟は、今月ですでにワクチンの接種が終わっています。
義両親は年齢対象でアストラゼネカの1回目の接種が完了していて、義弟は「軍役」対象だったので、ヤンセン(Johnson & Johnson)ワクチンを接種済みです。
ワクチン証明書はモバイルで簡単に表示できるシステムも始まりました。
韓国では予約したが接種がなかった日に「残余ワクチン」システムで予約ができない!ということも起きていますが、その理由もお知らせしておこうと思います。
さらに、アストラゼネカで接種したけど、2回目はファイザーになるかもという混合接種問題などなど。話題はつきません(苦笑)
5月までに
3月~4月にかけて接種が完了したのは医療陣や介護施設など、5月までに完了したのは最高齢者(75才以上)で、6月現在は65歳以上の高齢者や軍役です。
軍役と30歳未満
①軍役
韓国では1年半の兵役が終わっても、40歳くらいまでは軍役の義務があり、兵役完了直後は2泊3日の予備軍という訓練があり、予備軍の時期がおわると民防衛にかわります。民防衛は1年に一度早朝に近所の運動場などに招集されて、訓練(講義)を数十分受けておわるのですが、これが40歳まで続きます。
40歳になると軍役が完全に終了して、晴れて有事の時に呼ばれることもなくなります。
さて、韓国ではヤンセンワクチンを大量に米国からプレゼントされたので、これを軍役者に接種することになりました(5月)
ほぼ30代以下の韓国男子がその対象ですが、義弟も早速ヤンセンを接種しました。
旦那はちょうど去年民防衛が終わったので、対象外になった41歳(苦笑)
②30才未満(20代)の接種対象者
警官などの公務員の一部や、CAなどの航空会社関連など人との接触が多い職業の人が、ファイザーの接種をしている状況です。
残余ワクチン問題
韓国では、その日予定していた接種がなくて、残ったワクチンを誰にでも接種する予約システムがあります。
SNS(カカオやLINE)などで、クリックすると地図上に各接種病院や会場の残余状況がわかります。
しかし、これがなかなか予約がとれな~いという話を聞いていました。
マクロ
やっぱりここで登場した「マクロ」(エクセルとかにでてくるあれです)
ニュースで明らかになりました。
"불법 매크로 돌려 잔여 백신 선점" 의혹 제기 : 네이버 뉴스
一種のプログラムで、残余が公表されたら瞬時に予約が完了するもので、これが出回っているというのを政府側がキャッチしたというニュースです。
よく娘が参加したいイベント等で予約するときに、予約開始からものの数秒で締め切りになってしまうことがありますが、そういう時は、たいてい「マクロを回している」輩がいるのです。マクロに負けじと高速入力するのですが、やっぱ勝てませんw
このワクチン予約もやっぱり「マクロ」を使って、一瞬で氏名入力やボタンクリックして予約完了できるので、普通に入力していって予約、なんてしてたら勝てません。
だから、どれだけ素早く入力しても「予約が締め切られました」になるんですよ。
今、政府が対応を始めたようですが、当然でてくるよな~と旦那も指摘していました。
混合接種?!
アストラゼネカで1回目の接種を終わらせ、2回目を待っている人たちは、2回目はファイザーがモデルナになるかもしれないという話です。(ほぼ決定)
アストラゼネカが底つきました(苦笑)
日本のように最初から人口以上分確保できているから!なんて韓国ではありません。
とにかく仕入れた順に自転車操業しているので(予測力がございません)、2回目のアストラゼネカの調達が間に合いませんでした・・💦
今後は?
7月からは、学校や幼稚園の先生などから優先して接種しますが、ほぼファイザーやモデルナで対処されるということです。
さて、残りの40代・50代はいつになるのか?ということですが、9月から順次予約が開始されるようです。
その時にまたファイザーなのかアストラゼネカなのか、果たして何のワクチンになるのかは未知ですw
かかりつけ医
私には大学病院脳外科のかかりつけ医(執刀医)がいます。(8年前に脳出血・脳腫瘍で開頭手術をしていますが、いつかこのこともまとめようかと)
教授に相談したところ
「問題ない。受けなさない。アストラゼネカの血栓問題?今、ワクチンの種類を選んでいる場合じゃない!」
という俄然打て打て推奨でしたw
そんな教授は、3月にいち早くファイザーをうっているワクチン証明書をみせてくれました。
モバイルワクチン証明書
韓国のモバイル証明書(写真はお借りしました)
ワクチンの種類や日付などが一瞬で確認できます。
ソウルでコロナ感染者の最前線の教授(コロナ重症患者のICU責任者)なので、いの一番で接種しています。
ワクチン接種キャンペーンと入国規制緩和
①韓国では、7月からは接種者に大して室外でのNoマスクが許可されるようになりました。このキャンペーンを発表してから、猛スピードで接種予約が増えました。
他にも、国立公園半額だとか、ホテルのバイキングが半額になるという、ワクチン証明書の印籠効果がじわじわきています。
②入国隔離も同じく、韓国に帰国した接種者は2週間の隔離が免除されています。
(7月1日からは海外で接種完了の外国人の入国も隔離が免除されます※)
③団体なら海外旅行可能
団体旅行なら、旅行先でも2週間の隔離と韓国帰国時の隔離が免除※されることになりました。ただ、12歳未満は接種が不可能なので、家族連れはほぼ無理な話です。
成人向けになるのですが、経済効果を期待することはできますよね。
※ヨーロッパでは両親が接種していたら未接種の子どもの同行が可能な国もあるようですが、韓国では現時点で未接種の子どもは隔離対象です。
まとめ
私と旦那は、順番が来たら、ゆっくり受ける予定です。ま、いつかは受けるでしょ。のスタンスです。
入国隔離だったりNoマスクだったりといった甘い誘惑?にはひかれていません。
接種できない小学生の娘がいるので、入国隔離も当然ですし、マスクも当然なので(苦笑)
馬鹿な大人たちが広めたパンデミック。子どもたちはいつも蚊帳の外。
私もいずれ接種はすれど、娘と同様にマスクをしろというならマスクをするし、我慢する部分は我慢していきます。
最後に愚痴っぽくなりましたが、12歳未満は接種もできずにまだまだマスクの世界、入国隔離の世界なんですよ。Noマスクだ~だの入国隔離免除で旅行しよう!と浮かれている大人を遠目で見つめています。(経済回復のためかもしれませんが)
そんなことより、マスクなしで登校して授業を受けて、運動会もできるように尽力してもらいたいのが親心w