韓国で就職、子育て、旅育からの、親子留学?

新卒でソウルで就職、一人旅後、中国で就職、現在またソウルで働きながら子育て中のアラフォー:ソウル在住日本人

日本の2級知的財産管理技能士です。

今は韓国の特許法律事務所で働いています。

私の業務はどちらかというと、弁理士よりも弁護士との業務が多いので、よく「裁判また負けた~」とほざいています。

 

とはいいつつ、特許業務もやっているので、

現在、2級知的財産管理技能士です。1級なら大声で言えそうですが、2級なので、小声で言っておきます(笑)

ちなみに日本の知財技能士(日本の法律)なので、韓国でやっている業務は韓国の法律に関するものなので、あまり関係ありません!

 

韓国にも知財技能士の検定があるようですが、日本のような国家資格でもないので、あまり重視されていません。日本でも最近ようやく認知されてきた検定ではありますが。

 

2017年に初めて3級の試験を受けました。

もともと弁理士試験の準備をしていたので、その対策本がいくつかあったため、参考書は一切買わずに、過去問だけを解いていました。

日本の特許法や手続きについての問題なので、韓国で就職するときにはあまり有利になるものではないかと思いましたが、これまでの経験しかない上に、育児で4年間も仕事を離れていたので、何か少しでも証拠になるものがあればいいなとも思い、試験の準備をしていました。

とはいえ、受検をする前に就職が決まったので、韓国での就職に役に立ったかどうかは不明です。

(でも、受検準備をしていることは面接でも話したし。少しは考慮されたのかな。)

 

結局、就職する前にすでに受検料も払っていたので、就職1ヵ月後に受けに行きました。

(出勤始めてすぐに有給使う日本人w)

準備期間は半年くらいです。育児中は毎日1時間くらいできたのですが、仕事を始めてからはランチタイムに数十分程度。

それでも、合格ライン2科目満点の70%が合格ラインというK点?を軽く越え、1、2問間違えただけ(学科90%と、実技96%)で合格しました。

ここまできたら、2級も取ってしまおうと思い、翌年3月の受験にあわせて、そのまま過去問で準備を始めました。

 

が、2級はさすがに、弁理士の短答問題形式とは違って、ケース式の問題が多い。法律丸覚え~というのが通用しませんでした。

過去問だけでは足りなそうだったので、「知的財産管理技能検定2級公式テキスト」を購入しました。が、ちょうど2018年7月から出題範囲などが大幅に改訂されるというので、テキストがどこを探しても完売(すぐに改訂版がでるから増刷してないため)。3月に受検する私は改訂前の範囲なので、7版でよかったのですが、やっと手に入ったのが1月下旬でした。その後すぐに改定8版が2月に発売されました(苦笑)

 

公式テキストはこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


 

 

過去問と公式テキストで受検した結果は、合格ライン80%以上という中、

学科実技とも90%で合格しました。

 

技能士になったからといって、2級だし、日本の法律だし、しかもすでに就職した上で韓国ではこれといって何の役にも立たないとは思います。(どうせなら弁理士試験受けるほうがいい)

日本で働いていたら昇進や昇給の役には立つんでしょうかね・・・

 

1級を目指すというのもありますが、1級の学習量は弁理士試験の短答(1次試験)並みだそうです。

だったら弁理士の勉強するほうがいいのかなとも思います。(実務にもよるけど)

 

それでも、語学の検定証書くらいしかない私に初めてできた国家資格の証書です(苦笑)

 

このまま弁理士の準備をしようかなと思いましたが、現在断念中です。

 

韓国で初めての職場では泣いてばかりだった件

韓国語のレベルは?

 韓国語は日本の大学で4年間、その間に1年間延世大学語学堂に通い卒業。大学を卒業した後すぐにワーホリで渡韓。ワーホリで数ヶ月バイトをした後、大手法律事務所で秘書になったものだから、今の若い子たちよりも韓国語は全くできませんでした。

 

90年代後半から2000年代前半だったので、韓国語の教材も少なく、インターネットがやっと普及してきた時代。Youtubeやアプリでスタディなどと素敵な勉強法などなかったし、無料の自動翻訳なんていう画期的なツールもなかったですね。私の卒論は「韓国のサイバー言語」(今でいうネット用語)だったけど、当然文献もなく、地道にデータ収集して書いた卒論でした。

 

なんで泣いてたのか?

当時は、逆に求職ライバルが少ないので職につくのはある意味楽でした。でも、韓国語の能力は底辺だったし、新卒だったので、日本でも働いたことはなく(バイトはあるけど)、新社会生活をカタコトの韓国語で外国で始めたわけで、ストレスは半端なかったです。

しかも、あのイレギュラーな採用でしょ?(苦笑)トイレで泣いてたな~。何が大変って、業務量が半端なかったです。残業は毎日、しかも遅いときは終電がないからタクシーで。秘書研修は、韓国人でも研修中にしんどくて辞める人もいるような中、私はちょくちょく本業務で抜けてたので、なぜか2回研修を受けなければならなくなったし、血を吐きそうでした。さらに、その研修で上の方の上司に文句ぶちまいたら、煙たがられるようになったという・・・あれ?案外強い子?(苦笑)

 

さらに、まだ新卒でお金もなかったので、コシテルに住んでたんですよ。コシウォンよりは、ちょっといいし新築だけど、やっぱり狭いよね、っていう。成人してから一度も発熱したことなかった私が、一度40度の熱を出して休んだときは、チームの直属上司がお見舞いに来てくれました。でも、「こんなところに住んでるの?」ってかなり驚いていました。驚かれたことに驚いて(笑)その後すぐワンルームに引っ越しましたが。

 

熱出すくらいストレスフルでしたが、周りに慣れてきたし、周囲の人が思ったより助けてくれたのと、日本人の30代のベテラン士業が2人もいたことが救いでした。しかも、2人とも韓国語がほとんどできないし、顧客は日本企業なので、周りのスタッフが日本語できる韓国人ばかりだったというのもあります。だから、チーム内にいると言葉の壁にあたることはありませんでした。当時は、韓国語が全くできない人たちが、「士業」という立派な資格で勤務していたんですよね。(最近は韓国語のできる日本人士業が多いですが)

 

チームを離れた秘書業になると、もう、イヤでイヤで。プライドが富士山並みのお嬢様秘書ばかりだったので、話が合わない、常識が違う、人を下に見る加減がひどい。二度と秘書業をやりたくないんですよね。トラウマがすごくって。

この時からかな、会社勤めになるとものすごいコミュ障になるの(失笑)

 

でもいまさらですが、あの時ふんばって秘書研修もがっちりやっておけば、韓国語もどんどん伸びただろうし、MSオフィスとかバリバリできる子になってただろうなとは思います。ずっと続けてたらかなり儲けただろうけど(苦笑)当時は、やりがいを感じれなかったんですよね。

 

今なら、やりがいよりも生活費!と思って、息抜きもしながら働ける気もします(現職は息抜きすぎて眠いですけどw)若かったので、どうしてもやりがいを求めてしまって、気がついたら、旅人になってました(←え?)

 

現在、その法律事務所は韓国の大学院で法律学部をでた~とか、日本の国立大博士~とか、士業ではないけど、スタッフで高学歴の日本人スタッフが多々おられるようです。ただ、高学歴も何も関係なく、きっとハードワークをされているのが目に見えますが、がんばって・・・としか(苦笑)

 

一言・・・

まとまりがあまりないですが、最後に一言。

韓国の法曹界を目指す方に、とりあえず、日本の法曹界経験してから来ると楽だよと教えてあげたいですね。

 

 

 

韓国の士業の平均年俸に迫る

東京医科大学が話題になっている昨今ですが、お隣韓国の「医大を出て外科医」になった韓国人の知り合いがいます。

現在ソウルにある大学病院の外科医(40代)をしている彼が、年俸の所得税率が35%で大変!というので、その%はすごいな。という話をしている流れで、大学病院の外科医の年棒を大体把握しました。

 

医者の年俸

所得税率表をみると、35%が適用されるのが、8800万ウォンから1億5000万ウォン年棒の場合だそうです。ということは、彼は少なくともその金額、多くてその金額をもらっているということ。まあ、妥当というか、医者ですし。手当てなど含めるともうちょっともらってるのかな。という感じです。

韓国で所得の高低は8800万ウォンがラインで、8800万ウォン以上は高所得になり、億ウォンかせぐと所得税が40%以上になってきます。

逆に低所得は、8800万ウォン以下24%、4600万ウォン以下15%ほどの所得税控除になります。

ただ、8800万ウォンと5億の税率の差が4%しかないのが、問題になってもいます。

 

確かにね~4000万ウォン台が15%だから、

その倍稼いだら税率も倍だよね・・は分かりますが、

8800万と5億の差が数%って、どうだろう。

稼いでる人からもっととればいいのに~と素人は考えます。

 士業の年俸

医者に限らず、士業はある程度の年齢になると1億ウォンは超えます。

弁護士も会計士も弁理士もジュニア世代でだいたいそれくらいのところです。

ジュニアとシニアの区別は士業や事務所によっても差はありますが、だいたい40代手前までがジュニアでそれ以降はシニアでしょうか。

 

法律事務所でいうと海外研修に行って帰ってきたら、ジュニア卒業ってとこかな。(早くて30代)

 

現在、40代の韓国の平均年収は4300万ウォンといわれています。

 

え、私ちょっと足りないわ(愕然)

ま、まあ、まだギリギリ40手前だから、これからこれから(棒)

ちなみに旦那は平均以上です。30代です。別に大手企業でもありません。(・・・)

 

平均といっても、金融や財閥企業が吊り上げているのでしょうけど。(と思いたい)

 

韓国の最低賃金

 

ソウルの最低賃金もやっと7000ウォン台になりました。(7,530ウォン:2018年基準)

来年は8000ウォン台まであげるそうですが。

 

ちなみに7,530ウォンは、日本では地方(田舎)の最低賃金ですね。

最低賃金が日本の地方レベルなのに、物価は東京並みのソウルです(苦笑)

 

外食費が瞬く間に上昇する中、今年の夏もソルビン・メロンで締めくくります。

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韓国で働いたら見える韓国人

時々、韓国で働いているときの、メリットやデメリットなんかを書いています。

 (愚痴?っぽくなるときもありますw)

情報共有はしないので、自分でアラソ(適当に)確かめて。

韓国人と働いていると、自分から動かないと大事な日程なども共有されていなかったということが多々あります。自分から率先して情報収集にいかないと、いつの間にか飲み会が設定されていたり、ランチはどこで食べるか自分だけ知らなかったり、新人さんがチームにはいってくることも知らなかったり。とにかく、あちこちでアンテナを広げておかないと、「私だけ知らなかった」ことになることはよくあります。

 

現職は特にこれがひどくて、私が入社してすぐに、歓迎会も含めた飲み会の日程や場所すら告知されずに、他の方から、「今日行くの?」といわれて初めて知り、

しかも、場所もどこかわからないので、別に情報共有されてないなら帰ってしまおう、と帰ろうとしたら、

「飲み会行きますよね?場所しらないでしょ?一緒にいきましょう」といわれて唖然としたことがあった。

相手は連れて行ってあげる、目線で声をかけてくれたと思うけど、

そもそも何の詳細も聞かされてなかったのに、

これはサプライズかなんかですか?と思うほどひどかった(苦笑)

 

普通なら、メールで日時と場所くらい参加者に送るもんだけど。あと、参加可否とか確認しますよね?

でも、これが私だけでないらしく、他の人がこないことに対して「あの人場所知ってるっけ?」的な発言してたことにも驚きました。

(結局、私以外はみんな場所も把握済み)。

 

周りの日本人もこういうことはよくあるそうで、飲み会が中止になったことを情報共有されていなかった・・なんてことも。

  

こういうことが何度もあるので、飲み会なんて参加しなくなりました(苦笑)

参加可否すら聞かれなくて、勝手に日程も決まってるから。

・・・ということに、拗ねてるわけでもないんですよ。

行っても社内の愚痴大会なので、つまらなくて。

 <追記>

新人さんが入ってきたので、歓迎ランチをするとなった日。

当日、昼食時間になるまでに、一切情報が共有されていなかったので、

いつものようにお弁当を持ってきた私に、チームメイトが一言。

「行きましょう~今日は#$%ですよ。」

 

だから・・そういうことは前日までには言っておいてくれる?

 

韓国で会社の飲み会に参加する意図

韓国では、飲み会に参加する意図は、「自分の悪口を言われないため」という考え方がある、と新卒職場の上司に言われたことがあります。

なんか寂しい民族だ~と思いつつも、若い頃はがんばって飲み会に参加していましたが。

 

いまや、どうでもええわ!って感じですね。女子が多いからか、愚痴が多すぎて、悪口が半端なくて、きっと私のこともアレコレ言われるんだろうなあとも思うけど、

ぶっちゃけ、どうでもいいwwいわせたいやつには言わせておけ。というスタンスになりました。

 

ランチの場所も、いつもどこで食べるか知らなくて、

ある日、今日はどこで?と前もって確認したら「え?遅れてくるの?」と言われましてね。

「どうせ一緒に行くんだから、どこに行こうがあなたは知らなくてもいいでしょ」という考えが前提にあるような言い草をされる。

実際、どこがいい?かなんて一度も聞かれたことないしね。

「あなた、この辺よく知らないでしょ?聞いてもむだでしょ?」っていう雰囲気をぷんぷんさせてる(笑)

 

だからなのか、今のチームの私のポジションの人は短期で辞めていました。←え

(前々前任者 3年、前々任者 3日w、前任者 1年)

色々個々の理由はあるんだろうけど、チームメイトが気が強いのばっかりだからか、協調性がかけているからなのか、辞めるだろうな・・・という理由がいくつもあります。

(というか、韓国は人の入れ替わりが早い。)

 

そういえば、偶然ずーっと前にこのチームで働いていた知人がいて、働くことが決まったときに話したら、

「ああ、あそこなの?あそこって「キリキリ(仲間同士)」遊ぶでしょ?孤独になるよ~。私は同期がいたからいいけど。誰もかまってくれない所よ~ww」といっていました。・・・その通りでしたw

 

別に飲み会やらランチの情報共有はいらないし、孤独でもいいんですが(もともとこの業界はみんな孤独作業なので、社内が図書館並みに静寂なんですw)

業務に関する情報はきちんと共有しましょうよ。

チームだけじゃなくて、全体的にいえることで、

他の方々も、周りが何も教えないことが多い。

人が育たないのが目に見えるんですよね。

 

引継ぎは自分の損

韓国人的に、「自分が得たスペックは自分だけのもの」という考え方が先行しているので、

業務の引継ぎというものがないに等しいですね。

引継ぎがないから、みんな入ったら一からやるしかない。

要するに情報を自分で収集しろというスタンスなので、自分で解決する力は育っていきます(苦笑)

 

日本でマニュアルがきちっとしていて、

上下関係も良好だった会社で働いていた私にとって、

韓国はよくも悪くも、色々と学べる場所でもあるんですよね(苦笑)

 

 

韓国で就職~なぜ日本人が韓国で払った韓国年金は還付されないのか?

 2018年現在、還付(返金)されません。

私が韓国で始めて年金加入したのが2003年でしたが、この頃からすでに、日韓での年金問題は浮き彫りになっていました。2008年には駐在の二重加入防止が結ばれましたが、一時還付制度や期間通算措置については、未だ問題視されています。

特に、一時還付制度については、韓国人が日本で年金を納付した場合、日本から還付(返金)されるのに、日本人が韓国で納付した年金は、韓国側から一銭も受け取れない不平等な現状です。

 

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韓国で就職~どんな会社でも必ずもらえるもの

どんな会社でも必ずもらえるもの

韓国はチュソク(秋夕)とソルナル(旧正月)には、ほぼ必ずと言っていいほど会社から物的ボーナスがもらえます。この時期のほうが案外楽しみだったと思います。

この時期になると、退勤時間にSPAMやりんごのギフトセットを提げてる会社員がウロウロしていませんか?お中元、お歳暮が会社から社員に配られるという感じですね。

会社からもらうのが通常ですが、法律事務所にいたときは、会社+シニアクラスの会計士からも個別でギフトセットをもらいました。

ギフトで一番多いのが、

スパム、石鹸(歯磨き粉含む)類、果物、食用油です。大手法律事務所では10種類くらいの中から選べました。商品券もありました。

 

現職では、韓牛セットや鍋セットをもらいました。ここでは、いつも2種類の中から選べます。

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旦那の会社は目隠し早い者勝ちです。5種類くらいのギフトが会議室に置かれていて、パッと見では中身が分からないような包装をしています。(スパムや果物はわかってしまうんですがね)

旦那には保存の利くスパムをいつももらってくるように指示していますが、何せ早い者勝ちなので、気を抜くとあるとき「味噌セット」をもらってきていました。味噌といっても、コチュジャンとかね。あまり韓国料理はしないので、義両親にあげましたよ。

 

クリスマスプレゼントもあります。大抵ホールケーキをくれます(旦那の会社)

うちは、なぜかカステラと韓国人は言いますが、どうみてもスポンジケーキ)を頂きました。ただ、知り合いのお店で作ったのかしらという手作りなスポンジケーキで、家でデコレーションして食べました。

韓国では、丸いのがスポンジケーキ、四角いのはカステラなのですが、見た目が四角いだけで、どう見ても、どう味わってもスポンジケーキなんですよね。

文明堂が聞いたら何というか(笑)

(カステラと呼べない理由は、甘くない。カステラほどしっとりしていない。)

 

もらったスポンジケーキ

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日本のカステラ 

文明堂 カステラ 0.6号(カット) 長崎 土産

価格:1,080円
(2018/7/2 16:05時点)
感想(3件)

敢えて言いますが、韓国でも長崎カステラに似たものは売ってます。

 

誕生日のお祝いはいくつになっても

韓国の会社ではほぼ、どこでも、誕生日をお祝いします。

会社からは、自宅にが届いたこともあります。(これが一番多いけど、花ってあんまり苦笑)

現職では、カフェのデジタルクーポンがSMSで送られてきます。ケーキが買える値段(3万ウォン程度)のクーポンで、カフェで何を買ってもいい(もらってから3ヶ月以内の期限付)

社内でパーティをすることもあります。部署の人が会議室に集まってケーキやお菓子、ピザなんかでおやつタイムをやります(経費)。

現職は経費はでないので、チームのみんなで出し合ってランチを食べにいっています。


 

韓国で就職~ホワイト企業の福利厚生

大手企業ではないですが、福利厚生が充実している「某韓国企業」(旦那の会社)をご紹介。私は、ホワイト企業と呼んでいます。

 

有給制度がない

要は、クライアントや他のスタッフに迷惑がかからなければ、何日休んでもかまわない。というスタンス。だから誰が何日休んだというチェックを誰もしていない。

でも、暗黙の了解で、平日5日連続で休むのは人目を気にしろ。というのがあります。夏休みや冬休み期間に連続して土日を挟んで9日間休むことはできても、何もないときに平日5日休むのはちょっと人目をはばかることになります。とはいえ、個人の考え方の問題ですが。

遅刻や、早退も、連絡をいれればOK。そもそも有給制度がないので、自己責任です。

普通は、早退何回したら有給1日分、などと有給で消化させられる(私の現職--;)んですが、それもないです。

 

残業はほぼない、休日出勤皆無

1年に数度、1,2時間程度残業がありますが、基本的に定時退社。

ただ、家にいると、クライアントから電話があり家のPCで作業することがたまにあります。

 

月に50万ウォン(5万円)使える法人カード

*交通費兼食事代。飲食店のみ可能。昼、夜、カフェでもドーナツ屋でも使える。

ご祝儀に1000万ウォン(100万円)

結婚、出産祝い(それぞれ1000万ウォン:出産すればするほど!)

一度離婚して、もう一回結婚するのは対象外(相手が同じ人でない場合の再婚は対象)

ただ、もらった年の年末調整で追徴額がすごいことになるので、注意。

 

私たちが結婚して出産して、その翌年?くらいから始まった制度なので、まったくその恩恵をうけていない・・-0-;(経営が好転したから始まったので、落ち込むとなくなる制度ではある)

 

健診

100万ウォン相当の健診を無料で。

(私の現職は100万ウォン相当が格安で自己負担40万ウォン程度-0-;)

文化がある日(毎月最後の水曜日)

午後3時からサークル活動(サークルに参加しない人は通常業務)

活動費1人5万ウォン。活動費+食費として自由に使える。

(旦那は、「射撃、アーチェリー等室内スポーツサークル」で遊びまわっている。)

書籍代 年間50万ウォン 

(給与とは別途費用として精算)

以前は現物決裁で、実際に本を買ったら領収書を提出して振り込まれていたが、経理がめんどくさがって給与と一緒に支給されるようになったので、課税対象になった。

文化費用 年間100万ウォン

(給与とは別途費用として精算)

映画チケット、各種習い事など

これも、以前は領収書提出で対応されていたが、どこまでが文化に該当するのかがあいまいなので、給与に一括して月々振り込まれるようになり、課税対象になった。

 

ランチタイム

原則は1時間なのだが、2時間とっている。でも、誰も何もいわない。

1時間ご飯を食べに行って、1時間はカフェで和む。(仕事がある人は仕事。カフェ行かない人は各人の時間)

これに関しては、2時間もいらないから、その分1時間でも早く帰宅しろ-0-!と若干不満な私。

年1回のワークショップと抽選会(社員研修という名のただの社員旅行)

家族もよんでくれる。抽選会があるので、絶対に行かせます。たいてい商品券。

忘年会の抽選

1等が10万円の旅行券(社員にバイリンガルや外国人が多いので実家が海外にあったりするためか、帰省に使えと?)その他色々。基本、社長が海外出張にいったときに買ってくるものが多い。

ピョンチャンオリンピックのときは、記念金メダル(純金)↓↓↓(たぶんこんなやつ)もあった。

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さらに売り上げがよかったときは、特別手当としてその場で現金が支給される。

投票日に投票すると10万ウォンがもらえる。

4年に一回の統一地方選挙で、投票を促すために、

投票の証拠として写真を撮って社内トークなどにUP。

投票記載所にあるハンコ(韓国は記名するのではなく、ハンコを押します)を手の甲等に押して、でてきたら、投票場所と書かれた場所でハンコが押された手の甲と一緒に写真をとる。

10万ウォンもらえたときもあったが、ミッションのように、全員投票したら「飲み会」というときもあります。飲み会・・投票に行かなかった場合、飲み会がなくなるので、飲み会大好き社員から文句が出る・・・

 

社長の実家?親戚?が農家のため、米や季節の野菜が送られてくる。

11月頃になると、新米(新米20キロ、玄米10キロ)

その他、季節ごとにダンボールいっぱいの野菜が送られてくる。

にんにく、たまねぎ、じゃがいも、さつまいもなど。(たいてい日持ちするものが多い)

 

フレックス

韓国企業の多くがフレックスを実施していると思う。旦那の会社はフレックスはないが、旦那だけ、育児という理由で一人早め出社早め退勤をさせてもらっている。

 

うちのグレー企業の場合、

フレックスだが、30分間隔で3つの時間帯(出勤が早いと退勤がはやくなる。でも勤務時間は8時間固定)から選べるだけ。しかももし変更するときは前月に申請をしておくこと。さらに、遅刻厳禁なので、1分でも遅れると半休の半分(つまり1/4休)が有給からひかれる。たぶん、ダラダラしてるスタッフがいたからだろうなあと思う。

勤続年数特典

これは他の会社でもよくあると思うが、ホワイト企業は、勤続年数により100万ウォン+金塊が授与される。5年目、10年目・・・。(いくらの金塊かは、まだもらってないので不明。)

日本のようなプラス休暇というのはない(だって有給制度がないし、好き勝手休めるんだもん>0<)

 

こんな福利厚生が充実している企業ですが、たった一つデメリットが。

決まった時期のボーナスやインセンティブ制度がない。

社長の意向として、ボーナスやインセンティブがあると、もらえたり、もらわなかったりで、期待したり落胆したりということになるが、それより福利厚生で毎日の業務を充実させるということだそうだ。(社員評価するのが面倒という声も聞こえたが)

 

ちなみに、昇給率も一般的な韓国企業の昇給率よりも高い10%

(平均昇給率が2~5%)

 

もし、私もできる職種なら今頃ここで働いていたわ・・・