韓国で就職、子育て、旅育からの、親子留学?

新卒でソウルで就職、一人旅後、中国で就職、現在またソウルで働きながら子育て中のアラフォー:ソウル在住日本人

昔韓国に吉野屋があったのでカムバックを吉野屋に提案してみた

旦那の韓国人の同僚が、吉野家を韓国に呼び戻したいという一心で吉野家にメールをしたらしいのですが、吉野家からご丁寧にメールの返信が送られてきたという話です。

同僚は日本で大学もでて、日本語も達者で、日本に長年住んでいた人です。

では、まず、吉野家さんの回答の前に、「韓国に呼び戻したい」という言葉の意味から説明します。

ソウルにも吉野家があった?!

1998年頃まで吉野家は韓国に出店していました。私も鮮明に覚えています。

私が覚えているのは、1998年12月だったか1999年1月だったかは定かではありませんが、大学生の頃ソウルの繁華街「新村」に1週間ほど下宿したときのことです。

友人と歩いていたらふと、吉野家の看板をみつけて、「こんなところに?!」と、友人と大興奮して駆け寄ってみたものの、何もないもぬけの殻の吉野家だったのです。 

 

しかし、確かにそこに吉野家はありました。

あの吉野家の看板と、空きや状態になっていたあの光景は今でも忘れられません。

吉野家は、1996年にカンナムで一号店をオープンし、その翌年に新村で2号店をオープンしました。

しかしIMF通貨危機)のあおりという理由で、1998年に撤退して以来、二度と韓国に戻ってはきませんでした。

ちょうど撤退して吉野家じゃなく空き家になったころに(苦笑)、私がたまたま発見したということです。

なぜ吉野家は撤退したのか?

背景には1997年の通貨危機が理由にあるとは思いますが、こんな文化の差も影響していると噂されています。

カウンターで黙々と牛丼を食べるスタイル

当時の韓国では、ご飯は皆で食べようという文化があり、1人飯などは流行るどころか、可哀想な目でみられるような時代でした。 

それが今や、1人飯、1人酒という言葉ができるくらい、1人での食事を楽しむことが流行になり、「1人飯?全然オッケー」という時代がやってきました。

1品だけの注文システム

牛丼を1つ注文したら、ガリだけが無料で食べれるという日本スタイルは、

1品頼めば、数種類のキムチやちょっとしたおかずがでてきて、キムチのおかわりも無制限という韓国のスタイルには、合いませんでした。キムチは別料金なんていう日本のお店は、未だに韓国人には受け入れられない部分もありますがね。

しかし、ビザ免除やLCCの登場で、安く気軽に日本に行く若者たちを中心に、韓国では日本スタイルのラーメン屋さんやカレー屋さんが、ソウルの至る所で見られるようになりました。

1品頼んで漬物1品でもそれはそれでアリ、という考え方が広がったのでしょう。

そんな店舗で牛丼は7000ウォン(700円)くらいで、日本の牛丼に似た味で食すことができます。

そんな背景をもとに

もし吉野家が、あの価格で、あのクオリティで今の韓国に再来したら、きっと儲かるのではないかと同僚は考えたようです。

そこで、同僚は

韓国で吉野家をやりたいです!と猛烈アピールなメールを送りました。

そして、なんと

ご丁寧に吉野家さんからの返信があったのです。

吉野屋の回答は?!

伝え聞いた話なので、ざっとでしかいえませんが、

個人ではなく企業とのビジネスなら考慮できるのですが

というお断りでした。

この日韓関係が悪い中、一個人の韓国人に対して、丁寧に対応してくれる吉野屋さん。

さすがというか、つゆだくというか←

まとめ

この話をきいて、旦那には、

あんた、同僚と起業して事業者登録して吉野家にもっとアプローチしてみたら?

法人じゃないといけないとは言ってないし。今物価が高騰しまくりなソウルで、数百円とは言わずにちょっと上乗せして5~600円くらいで売っても大丈夫じゃない?

と、経営など全くしらない私が浅はかな考えで提案してみましたが・・・

 

果たして、吉野家がいつか韓国にカムバックすることはあるのでしょうか。

首をなが~くして在韓日本人は吉野屋をお待ちしております。