韓国で就職、子育て、旅育からの、親子留学?

新卒でソウルで就職、一人旅後、中国で就職、現在またソウルで働きながら子育て中のアラフォー:ソウル在住日本人

韓国で出産後の就職活動

出産後の就職活動

育児から社会復帰への道は、なかなか難しかったです。ビザがクリアしていても難しいのは、

その年齢(アラサー)と子育て中であること。

育児で離職していた時期は約4年。前職の法務法人に復帰、も考えていたのですが、私を採ってくれた上司がすでにそこを辞めていました。上司は私が新卒で働いていた法律事務所に出戻っていたんですね。

最初は正社員として働くことは頭になく、パートで数時間くらい働きたいなと思っていました。

でも、法曹界ではなかなかアルバイトやパートで働けるポジションは少ないんです。バイトとはいえ8時間労働が基本なので、あまり労働時間にフレキシブルなところはありませんでした。数ヶ所の事務所か連絡をいただきましたが、パートがいいんですが、というとサヨウナラ。

さて、どうしようか。まあ、正社員でも良いところがあれば応募してみようかなあ、と、とりあえず履歴書を整えてアップデートすると、またもやヘッドハンティングからの連絡が。

ヘッドハンティングとは相性がいいのか、自分で応募したところは受かったためしもなかったので、ここは絶対ハンターまかせ。ということで、紹介されたところを受けることにしました。やっぱり法律事務所(苦笑)

私の履歴書が、新卒で大手の法律事務所、日本でも特許事務所で働いていたため、こういうところからのオファーが大半です。しかも、有難いことにいくつかのヘッドハンターから「同じ」募集にお声がかかりました。でも、一番最初に声をかけてくれたハンターさんにお願いして、面接を受けることになりました。

 

大手法律事務所の試験と面接

 800人ほどの、大手の法律事務所でした。面接よりも筆記試験重視。

でも、何の対策もしていかなかったんですよね。後でかなり後悔しました。

渡されたノートパソコンで、ワードで作成された問題を解きました。1時間くらいだったと思います。翻訳や、ケース別の日本語対応メール等。4年も仕事から離れている上、4年間子ども相手にひたすら日本語会話をして、本も読む時間もなく・・・全然単語がでてこない。(なんていいわけですね。)

しかも、最大の失敗が、全部入力し終わって、最初の一文を見ると、サイトなどの自動翻訳は使用禁止。になっていました。え、ちょっと、使ったよ(苦笑)だって、自動翻訳しないでべた打ちとか、アナログなことしないでしょ。(なんてまたいいわけ?w)

そのあと、15分ほどの軽い面接ですが。

やはり法律事務所って繋がっているので、以前の勤務先のことなんかも聞かれるんです。しかも、新卒の事務所なんて、ライバルだから余計。でも、やっぱり気になったのは、子どものこと。他に子どものケアをしてくれる人はいるのか、残業のときはどうするのか、等々。こういう質問をしてくるってことは、残業もあるし、外出もあるんですよね。私は姑一家は遠方だし、保育園にお世話になるしかない状況でした。ただ、旦那の会社がかなりフレックスで柔軟対応が可能だったので、「その点は融通が利きます。」とは言っても、そんな緩い会社ないでしょ?と思われるんです。(実際、欧米かというくらい融通の利く韓国企業です。)

 

結果

はいわずもがな、不採用。

 

これまで、ハンター経由で落ちたことがなかったので、結構ショックでした。

5本指にはいる大手事務所だったし、何より通勤も便利だったので(家からドアtoドア30分)、若干というか、かなり自分の対策不足に後悔しました。そんな中、あせってしまい(あせる必要もなかったのに)、その日に、求人サイトでタイムリーに日本人を募集している特許法律事務所を発見しました。

 

二ヶ所目の面接~特許法律事務所

ほぼ、やけくそで、応募してみたんですよね。で、面接に呼ばれました。

以前日本の特許事務所で働いていたときに取引があったところなので、知ってはいたので、規模的には問題なく(120人ほど)、若干立地が悩む(乗り換えあり)ところだったのですが。

面接で印象的だったのが、子どもが何歳かは聞かれましたが、前回の面接のような、「子どもはどうするのか」といった話題があまりなかったことです。まあ、なんとかなります、程度で答えた気もします(やけくそw)

面接のあとは、簡単に日本へ自社紹介するメールを書くのみ。(韓→日翻訳)

前回の面接でだめだったので、ここがダメでも、まあ、ゆっくり探そう。あせって応募しただけだし。と思っていたのですが、翌日には電話があり、採用。

え?そんな簡単に、いいの?と思ったくらいでした(苦笑)

 

そして、今、色々困難もありますが、ブツブツと文句もありますが、元気に?通っています。

子どものことをとやかく聞かれなかったのは、ほぼ定時で帰れるから。残業はここ1年で3,4回だったので、そのときは、フレックスすぎる会社に勤める旦那に頼んで保育園に迎えにいってもらっています。