韓国で就職、子育て、旅育からの、親子留学?

新卒でソウルで就職、一人旅後、中国で就職、現在またソウルで働きながら子育て中のアラフォー:ソウル在住日本人

韓国で働くための採用条件

 

韓国の法律事務所で働いていたときのお話(つづき)です。(15年前)

 

食事は?

社食がありました。昼食時間に、社食にいって、その場で現金支払い。

1プレートで2000ウォン。でも結構おいしかったです。

それ以外は、外で食べたり、買ってきて食べたり、自由でした。

ただ、問題は誰と食べるか。

その日その日に、誰かと約束をとっておいて食べるのが主流でした。

 

最初の頃は、挨拶を兼ねていたので、あちこちからお呼びがかかり、よくおごってもらっていましたが。

慣れてくると、自分で、仲のいい人を作ったり、声をかけて一緒に食べにいく約束をとらなければいけなかったんです。

 

正直、面倒くさかったです(苦笑)

いつも決まってチームで食べる。とかならよかったのに。

誰かと約束をとらないといけない、って。同期という同期がいなかったので、慣れてくると、一人で食べに行くことが多くなりました。

 

あと、月に一度、同じビルの秘書が集まって会議室で一緒にランチを。

なんて、これまた面倒くさいことがありました(苦笑)

 

このあたりからかな。韓国人へのコミュ障が培われていったのはwww

何しろ、お嬢様でハイクラスの秘書と話が合うわけないんですよね。

 

副業?

秘書から、日本語の家庭教師を頼まれたこともありました。

退勤後や週末に、カフェで1時間のグループレッスン。

(定時で帰れることがあまりなかったので、週末が多かったw)

これは、結構よかったです。でも、彼女たちと平日ランチをするほど仲良くなることはありませんでした。

 

上司から、知人の翻訳業務のレビューを頼まれました。

もちろん、別料金です。

ただ、こういう仕事はやってはだめ(就労ビザは雇用主により取得しているので)なので・・詳細はやめておきます。

  

日本人が雇用されるには?

法曹界はいくら日本語が上手な韓国人でも、ネイティブにはかなわない日本人特権があります。

まず、マーケティングポイントとして、日本人がいる(日本名が必須)、ということがウリ。

日本人の「目の届かないところまで、細かく作業をする。期限も守る。」という素質は、日本のクライアントからはかなり重宝されるポイントなのです。

特に、法曹界は一字一句が重要になってきますからね。

 

日本語の上手な、日本で大学をでた韓国人はたくさんいるので、他の業界では、この韓国人と戦うことになりますが、法曹界はその点、日本人であることが有利になります。

日本人にしかできない文章表現や理解力などは、ビザをとる点でも重要になってきます。

だから、日本語のセンスがかなり問われます。

とはいえ、韓国語ができる日本人も15年前に比べてかなり増えてきたので、競争率は今のほうがグンと高いでしょう。

 

では、採用の一番のポイントは、何か。

まず、専門分野が何か。

当然ですが、法曹界では、法学部出身者が第一。

 

文系の方で大学進学する人は、韓国語を専攻にせず、法学部にいってください。

少々韓国語ができなくても大丈夫です。

入ってから徹底的にしごかれますので。

 

韓国で大学でようが、大学院でようが、どのみち、ここで自分の韓国語力のなさ、

日本語力のなさを痛感すると思います。だったら最初から日本語をまず磨いて。

日本で法曹界で経歴を作っておくのもいいでしょう。

 

理系の方は、大変優遇されます。

 

最初のブログにも書きましたが、

10代の方にいうなら、

留学で韓国にきて韓国語を学ぶのもいいけど、ある程度韓国語ができたら、大学で韓国語を専攻せずに、理系か法律系の分野を専攻しろ。

20代の方にいうなら、

まずはワーホリ。使い果たしたら日本で一回職歴つけて来い。

30代の方にいうなら、

何らかの士業(弁護士・会計士・弁理士等)をとってきてください。

あるいは起業する気できてください。

 

最後に、さらに優遇されるのは、結婚ビザで韓国にいる人。

そうでない場合、上のスペックがあって、なおかつ結婚を前提にお付き合いしている韓国人がいること!が決め手です。

企業も長期で働いてくれる人をほしがるので、スペック+αは当然求められます。

(付き合ってる人がいる~ってウソついても別にかまいませんがwwwプラスにはなる言葉ですwww)

 

では、次回は、韓国の研究所で働いていたお話を・・・・・